はじめに
渓流釣りでは、装備の快適さが釣果に直結します。
特にウェットウェーディング(ゲータースタイル)を前提にした、大岩ゴロゴロのタフなエリアを釣り上がるには、軽量で機動性に優れた、快適な装備が不可欠です。

快適な装備は集中力を高め、より遠くへ・より多くのポイントへのアクセスを可能にします。結果としてキャスト回数も増え、釣果にもつながります。
中でも私が夏場の軽装偵察釣行で特にオススメしたいのが、ミリタリー装備を流用した「タクティカル(モール)ベルトスタイル」今回は、その使い方と実際の装備を詳しくご紹介します。
モール(タクティカル)ベルトとは?
本来は兵士なんかが腰に任意の装備を取り付ける為のものです。
私は昔からサバゲーで使用していました。
渓流はミリタリー製品の使用環境に近く、よく合います。
私が使用しているのは、主にSHENKEL製やテイラーメイド製のモール対応タクティカルベルトです頑丈なナイロン素材で、サイドリリース式のバックルによりワンタッチで着脱可能。濡れても乾きやすく、ウェットスタイルとの相性も良好です。
(※金属製のコブラバックルは錆びやすいので注意)
モールシステムにより、ポーチや小物を自由に着脱・レイアウトでき、釣行ごとのスタイルや状況に応じて柔軟に対応できるのが最大の魅力です。
一部の釣り具メーカーからも、ウェビングベルトやフィッシングベルト等という名称で類似のコンセプトのものが発売されています。
しかし、全くの強度不足、素材が不適切、雰囲気しか考慮していない、仕様の割には明らかに高額といったものが大半です。
よって、ミリタリー装備としての「タクティカル(モール)ベルト」の方が圧倒的にハイコスパで実用性・耐久性が高いです。
ポーチの構成と収納内容
私が使っているポーチはおよそ200×140×80mm。愛用しているメイホウのリバーシブル100(200×126×36mm)がピッタリ2つ収まります。
(リバーシブルD86もよく使う)

ルアーケース、リバーシブル100を2つ収納した状態↓

ルアーケースが収納物の中で最大になるため、それに合わせたサイズ選びが重要です。
もう片方のポーチには、以下の装備を収納しています:

- ① タバコ・ライター ×2セット
- ② スナップリング・フック用ケース ×2
- ③ メジャー
- ④ 予備スプール
- ⑤ プライヤー
- ⑥ 非常用ライト
- ⑦ 水温計
- ⑧ フックシャープナー
- ⑨ ラインカッター
これらすべてが1つのポーチに収まり、ずり下がることなく安定し、遡行や高巻きがスムーズになります。必要なものにすぐ手が届くので、テンポよく釣りを進められます。
応用と+αの使い方
真夏の釣行で上半身に何も身に着けなくて良いというのが、このスタイルの大きなメリットです。

↑私の新規開拓時の超軽装偵察装備
ベストを着ると、速乾シャツの上にもう一枚羽織るのと同じになり、通気性が損なわれます。その結果、汗や水が乾きにくくなり、不快感が残るという経験をした方も多いと思います。
この装備ならそうした不快感を避けられ、軽快かつ自由に動けます。
また、普段はリトルプレゼンツのストラップベストを使っていますが、シンプルで軽量な分、容量は少なめです。そのため、装備が多くなる日はこのモールベルトを+αのプラットフォームとして活用することも多いです。
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右腰にはダイワのロッドホルスター(ホルダー)がおすすめ。
ルアー交換時や足場が悪いところで、簡単にロッドを話して両手をフリーに出来るので便利なアイテム。
まとめ
渓流釣りにおいて、装備の快適さは安全性・集中力のアップに繋がり、それが釣果に直結します。
モールベルト+ポーチスタイルは、必要な道具を腰まわりに集約し、機動性・快適性を両立できるスタイルです。
私はこの装備を、雰囲気が分からない初見の渓を偵察する際の軽装スタイルとして特に重宝しています。
釣りだけでなく、登山・ツーリング・トレッキングなどにも応用できるこのスタイル。
装着感が非常にしっかりしており、ブレやズレ落ちがない上、汎用性が極めて高いので、アイディアと感性次第であらゆる分野のアクティビティに流用できます。
装備に細かくこだわりたい方や、他人と違う視点で構成された、自分だけの装備を試してみたい方に、おすすめです。


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